2009年11月15日日曜日

親父との対話

西尾市の実家近くにインド料理屋ができた。親父は青年時代にインドに旅行したことがある。

私こと京野好人(以下京):今頼んだカレーってさ、

親父(以下オ):おうなんだ

京:ビーフカレーなんだよね。たしかヒンズー教って牛食べないんだよね。

オ:そういやそうだな。

京:どういうことだろうね。調理スタッフはどうみてもインド人だべ。

京:昔から好きなUKインディアンのミュージシャン(Nitin Sawhney)が初来日公演したときにさ

京:レストランで牛肉のステーキを出されてさ、それで激怒して「もう二度と日本には来ない!」と言い放ったらしいんだよ

オ:でもなあ

オ:現地での牛の扱いなんてひどいものだったよ。殺さないってだけで。

オ:インドだとよく車道を牛がふさいでるっていうじゃん。(我々非インド人のステレオタイプイメージだと、牛が道をふさいでいるときはただひたすら待つ、という風だと思うけど)そしたらあっちのやつらはクラクションをビービービービー鳴らすからな。

オ:とてもじゃないけど、牛を神聖なものとして崇めているなんてムードじゃ無かったよ。

京:ああ、ということは

京:こっち(日本、というかインド国外)に来ているインド人というのは

京:「牛は神聖なものとして扱わなければいけない」というしがらみから開放されているのかねえ?

京:てかむしろ、「あんな邪魔くせえデカブツを神聖視しなきゃいけなかった」ことへの怨念が、「ビーフカレーの提供」という形ではけ口となって現れているのかねえ?



それはそうと、生家の近所でシナモンの味わい、香りのよく効いたスパイシーなインドカレーを楽しめるとは、いい時代になったものだなあと思うよ、心の底から。

てゆうか、何でインド人が、わざわざ愛知に、日本に来てインド料理屋なんてやってるんだろう?って思うのだが。外人が出稼ぎのためにトヨタ系に働きに来ている風ではないし、インドの方が経済面においては将来性がありそうな気がするんだが。


参考資料:Nitin Sawhneyのライブ映像



実は僕、そのNitinの初来日公演というものを観に行ったことがあるんです

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